Evidence for dynamically organized modularity in the yeast protein-protein interaction network
Nature. 2004 Jul 1;430(6995):88-93
タンパク・遺伝子間相互作用ネットワークはスケールフリーと呼ばれる性質を強く持ち,hub と呼ばれるいろんな相手と相互作用するタンパク・遺伝子が存在する.この hub タンパク・遺伝子に 2種類ありそうだっていうのがこの論文の主題.2種類とは,発現パターンがお互い同士がよく似ている hub (party hub) と,あまり似ていない hub (date hub) の二種類.確かに,相関係数の分布を見ると高相関グループと低相関グループの二種類に分かれている.面白いことに party hub をつぶしてもネットワーク構造 (クラスターサイズとか,平均距離など)があまり変化しないのに対して date hub をつぶすとネットワーク構造が大きく変わる.この変わり方は,クラスターは壊さないけどクラスター間の結びつきを壊すような変化だった.結構面白いのかも……