難しい問題かも……

Courts crack down on drug marketing strategies
Nature Medicine 10, 655 (2004)
製薬会社の「通常の戦略(common pharmaceutical maketing tactics)」に対して,司法が調査を始めているってお話.GlaxoSmithKline(kinase セミナーありがとう) や Phizer の例が挙がっている.GSK は坑鬱剤 Paxil に関するネガティブデータを握りつぶしていたってことで罰金を科したとしている.(関連事項はコチラ).Phizer の例では,FDA に承認されていない処方(off-label uses)を強烈に奨めた(aggressively promoting)ってことで 4億3千万ドルの訴追を受けた

握りつぶすのは論外としても,Phizer の方はツライ選択かも知れないと思った.薬効メカなどから approved usage 以外にも効きそうなことが分かる場合どうすればよいのだろう? 例えば,「ブラックジャックによろしく」みたいに,(他国の治験で)他の癌でも効くって分かっているのに認められていないから使えないってのはな〜と思うのだ.もっとも,この記事にあるみたいにゴーストライターにヨイショ記事を書かせまくって営業するってトコロまでいくとマズイよな…….