怪しげだけど面白い

An autonomous molecular computer for logical control of gene expression
Nature 2004 Apr 28
DNA コンピュータってよりは,Drug Delivery system って方がしっくりくるかなぁ? (任意の)遺伝子発現パターンに対して最適なアンチセンス配列を放出する仕掛けを考えましたって話だった.例えば,PPAP2B↓ + GSTP1↓ + PIM1↑ + HPN↑ ってパターンに対して MDM2のアンチセンスを放出すれば特定の癌種・臓器だけで効く薬が可能となるかも知れないって例が出ていた.アイディアはとても面白いと思ったけど,本誌だけでは仕掛けが理解できなかった.Supplement Fig.1 を見て大体のところが分かった.本誌にもちゃんと書いてよ,プンスカプン.それは,ともかくアイディアだけでなく Fig3 で示されているように,特定のパターンにだけ反応していることがしっかり示されているのに感心した.